バイオ・シー1000は、主に風邪の程度や期間を減らすように働き、またキズの治癒や毛細血管の健康維持をサポートするなど、免疫系統増強の助けをするビタミンCのサプリメントです。
ビタミンCは、一般名をL(エル)-アスコルビン酸と言い、さまざまな生理作用を持つ水溶性の栄養素です。体内に入ると小腸の上部から吸収されて肝臓に運ばれ、肝臓から血液によって全身に到達した後、細胞と細胞をつなぐ接着剤の役割をしているコラーゲンの生成、ビタミンC不足により弱くなった毛細血管を丈夫にすることによる肌荒れ・歯茎の出血や皮下出血・ケガの治療の遅れの改善、メラニン色素の生成を抑制して色素の沈着を防ぐなどの働きをします。このほかにも、免疫系統の維持、疲労減少、鉄分吸収促進など、実に40種類以上の働きに関与しているといわれており、人間とって欠かせない物質のひとつです。
厚生労働省によると、成人1日あたりのビタミンCの推奨摂取量は100mgで、この値を下回ると出血性の障害をもたらす壊血病、老化の進行などの各種欠乏症状があらわれる可能性が出てきます。ところが、ビタミンCは人間を含む一部の動物では体内で合成できないため、必要量をすべて食事などによって外部から摂取しなければなりません。しかし、例え摂取したとしても水溶性で水に溶けやすく、熱や空気、アルカリなどで破壊されやすいという性質を持っている上に、風邪、たばこ、アルコール、ストレス、激しい運動などでもその多くが失われてしまうなど、ビタミンCはビタミンの中でも摂取が難しい栄養素だといわれています。
その水溶性や構造の不安定さという性質から、通常は体内に長く留まることができないビタミンCを吸収しやすくするだけでなく、さらに体内での残存時間を長くする助けをしてくれるのが、バイオ・シー1000に配合されているシトラスバイオフラボノイドです。シトラスバイオフラボノイドは、フラボノイド(色素)の総称であるビタミンPの一種で、オレンジやレモンに多く含まれる物質です。ビタミンCを酸化から守ってその効果を高めるほか、毛細血管を保護強化することで栄養や酸素を体の各組織に送り届ける働きがあります。
シトラスバイオフラボノイドが持つこれらの性質により、出血性の病気やウイルス侵入防止のほか、高血圧の改善や脳内出血の予防、老化防止など、ビタミンCがもたらすメリットが最大限に発揮できるようにします。