バイオ・イー500IUは、強力な抗酸化作用を発揮する天然ビタミンEのサプリメントです。動脈硬化などの生活習慣病をはじめ、老化の予防、血流、肌荒れの改善にも効果が期待できます。
ビタミンEは別名「若返りのビタミン」とも呼ばれ、血管や細胞、肌の老化を防止する働きを持っていますが、これらの効果は活性酸素を抑える抗酸化作用によります。活性酸素は、体内に取り込まれた酸素が化学変化を起こすことで発生し、体内に侵入してくる細菌などを排除する反面で、過剰に発生した場合は細胞膜など体内の脂肪酸と結合して細胞を酸化させ、有害物質の過酸化脂質をつくります。この物質はシワ、シミ、たるみなどを含む皮膚の老化、動脈硬化などの原因となるほか、脳卒中や心筋梗塞の危険を高めます。さらに細胞膜が破壊されると、細胞の核にあるDNAが活性酸素によって損傷し、突然変異の遺伝子を作り出すことでがんを誘発することもあります。
人間の身体には活性酸素が増え過ぎたときにそれを消去する働きを持つ何種類かの酵素が存在し、基本的にはこれらの酵素によりある程度の活性酸素を抑えることができます。しかしこの働きは加齢と共に衰え、さらに現代の食生活や生活環境などは活性酸素を増やす要素が多く、これらの酵素ではすべてを処理しきれないといわれています。そのため外部から抗酸化成分を補い、この活性酸素の発生をできるだけ抑えることが身体のさびつきや老化を防ぐための重要なポイントになります。その抗酸化力を高める成分のひとつがビタミンEです。
ビタミンEの効果は細胞の酸化を防ぐことによる老化、関節炎、がん、糖尿病、アルツハイマーなどの予防のほかに、フリーラジカルから動脈壁を守る役割も持っています。フリーラジカルは、外からの病原菌や細菌などの攻撃から体を守る免疫機能としての役割を持つ一方で、増えすぎると細胞膜や組織を構成する脂質やたんぱく質を攻撃し、脂質を連鎖的に酸化させる脂質過酸化反応を引き起こす物質です。
酸化による傷害を受けた動脈壁は、血管内に粥状のかたまりであるプラークを形成しやすいといわれており、これが大きくなると血管を詰まらせ、やがて血管狭窄や動脈硬化を引き起こす原因になります。このプラークの原料のひとつにLDL-コレステロールがあります。しかし、悪玉と呼ばれるLDL-コレステロールではありますが、実際には酸化した場合に限り体に対して有害であることがわかっています。ビタミンEはこのLDL-コレステロールや脂肪を酸化から守ることで、血管の詰まりを防いで心臓の健康や生活習慣病を予防・改善する効果が期待できます。
さらに、ビタミンEは毛細血管を拡げ、末梢血管の血行障害により起こる冷え症、腰痛、肩こり頭痛などの症状を改善し、また血流がよくなることで肌のハリやツヤがアップして美肌効果が期待できるほか、月経前のイライラ、生理痛、生理不順の改善など、更年期障害による症状を軽減する効果もあるといわれています。
ビタミンEは、大きくトコフェロールとトコトリエノールに、さらにそれぞれが4種類に分類することができ、合計8種類の成分を総称したものです。この中で、体内のビタミンEの9割を占め、もっとも強い活性を持つのがα-トコフェロールですが、バイオ・イー500IUは、1カプセル中にこのα-トコフェロールが335mg含まれています。