ニコレット系
ニコチン置換療法
このニコレットに代表されるニコチン置換療法は、パッチやガムなどによって一時的にニコチンを補充しながら禁煙を補助するものです。
たばこと違い、タールや一酸化炭素などの有害物質を体内に取り込まずにニコチンを補充し、ニコチン離脱症状を緩和します。
ニコチンを含むシールを貼ったり、ガムをかむだけで 禁煙時に体が感じる不快感・ストレスを緩和し、少しずつニコチンを減らして完全断煙をめざします!
喫煙者の習慣が止められない主な理由は、ニコチン中毒にあり、ニコチンに依存していることが原因です。そのため、急激に喫煙を中止した場合、禁断症状を引き起こします。
この禁断症状は、血液中のニコチン濃度が低下することから生じますので、身体にニコチンを(喫煙よりも少ない量ですが)吸収させることで、その禁断症状を緩和する方法がニコチン置換療法です。
禁煙を達成するために、精神的欲求と肉体的欲求を解消する必要がありますが、このパッチやガムにより、肉体的欲求の解消を補助します。
そうする間に、精神的欲求、つまり喫煙欲求の克服に集中するというのが、ニコチン置換療法による禁煙治療の基本コンセプトです。
ニコチンを含んだ禁煙補助剤としては、パッチタイプとガムタイプが代表的です。
ニコチンガムは、口に入れることで、喫煙時の“口寂しさ”を和らげる効果がありますが、経口での投与(しかもガム)は、口の中で噛む方法が決まっていたり、噛む時間が決まっていたりと、正しい使用を行うのは意外とコツがいるとされています。
これに対し、ニコレットパッチは、貼り付けることさえできれば、後は特に何かすることも、気にすることも無い為、パッチはガムよりも比較的簡便に禁煙補助効果が期待できると言われています。