【警告】
・重篤な肝障害(肝不全、肝炎、胆汁うっ滞、黄だんなど)および汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少があらわれることがあり、死亡に至った例も報告されています。デオレート250mgを服用する場合には、服用前に肝機能検査および血液検査を行ない、服用中は随伴症状に注意し、定期的に肝機能検査および血液検査を行なうなど観察を充分に行なってください。
【禁忌】
・重篤な肝障害のある人: 肝障害が増悪するおそれがあります。
・汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少などの血液障害のある人
・デオレート250mgの成分に対し過敏症の既往歴のある人
【慎重服用】
・肝障害のある人: 慢性もしくは活動性などの肝疾患のある人は肝障害が増悪するおそれがあるので、デオレート250mgの服用中は頻回に肝機能検査を行なうなど、観察を充分に行なってください。
・腎障害のある人: 高い血中濃度が持続するおそれがあります。
・高齢者
【重要な基本的注意】
・重篤な肝障害(肝不全、肝炎、胆汁うっ滞、黄だんなど)があらわれることがあり、死亡に至った例も報告されています。重篤な肝障害は主に服用開始後2ヵ月以内にあらわれるので、服用開始後2ヵ月間は月1回の肝機能検査を行なってください。また、その後も定期的に肝機能検査を行なうなど観察を充分に行なってください。
・汎血球減少、無顆粒球症および血小板減少があらわれることがあるので、定期的に血液検査(血球数算定、白血球分画など)を行なうなど観察を充分に行なってください。
・中毒性表皮壊死融解症(TEN)、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンスジョンソン症候群)、急性全身性発疹性膿胞症、紅皮症(剥脱性皮膚炎)があらわれることがあるので、デオレート250mgの使用中は観察を充分に行なってください。
・デオレート250mgの服用は、皮膚真菌症の治療に充分な経験を持つ医師のもとで、デオレート250mgの服用が適切と判断させる場合にのみ服用してください。
・デオレート250mgの服用にあたっては、副作用について充分に理解し、異常が認められた場合には速やかに医師に連絡してください。
・眠気、めまい・ふらつきなどがあらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転など危険を伴う機械を操作する際には注意してください。
【効能または効果に関連する使用上の注意】
・デオレート250mgの服用は、罹患部位、重症度よび感染の範囲により、テルビナフィンの内服が適切と判断される人のみ使用し、外用抗真菌剤で治療可能な人は使用しないでください。
【用法および用量に関連する使用上の注意】
・デオレート250mgの服用中は随伴症状に注意し、定期的に肝機能検査および血液検査(血球数算定、白血球分画など)を行なうなど観察を充分に行なってください。
【その他の注意】
・デオレート250mgを6ヵ月以上の長期にわたり服用する場合には、眼科学的検査を実施するのが望ましいとされています。
【高齢者】
・デオレート250mgは主として肝臓で代謝され、胆汁中および尿中に排泄されますが、高齢者では一般に肝・腎機能が低下していることが多いため高い血中濃度が維持するおそれがあるので、副作用の発現に注意し、状態を観察しながら慎重に服用してください。
【妊婦、産婦、授乳婦など】
・妊婦または妊娠している可能性のある人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用してください。
・授乳中の人は服用しないでください。やむを得ず服用する場合は、授乳を中止してください。
【小児など】
低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全性は確立していません。