ジェンRx 150mgは、新世代MAO阻害薬のRIMAに属し、米国、カナダ、ヨーロッパ、イギリスなどではうつ病や社会恐怖症の治療に用いられていますが、日本ではまだ認可されていません。(2010年2月現在)
うつ病は気分障害の一種で、一般的には過度のストレスなど心因的要素が原因で起こると言われています。
しかし、身体的不調・脳内血行障害・更年期障害・ホルモンバランス不調・生体リズム不調・歯科治療用重金属中毒・季節の変化などから発病する場合もあり、まだ原因が明らかになっていない病気です。
人により症状や程度も異なり、うつ状態の場合、不安や焦燥感を伴い精神活動の低下・食欲不振・不眠症などの状態が周期の区別なく出現するとされています。
一方、社会恐怖症(または社会不安障害、SAD=Social Anxiety Disorder)は、社会や人前でマイナスなイメージで批判されたり、他人に辱められる事に対する恐怖感を主な症状とする精神疾患です。
人から注目を集める場面において、誰もが感じる「あがってしまう」状態が通常の日常生活の場面において現れ、非常に強い不安感や震え・吐気・動悸・めまいなどの身体症状を起こします。
社会恐怖症の患者が恐怖を感じる特徴的な場面としては、以下のような状況があります。
・見知らぬ人や、少し顔見知りの人との会話
・人前での発言やスピーチ
・権威がある人(社会的立場が上の人)との面談や会話
・会社で電話をとる
・受付で手続きをする
・人前で文字を書く
・人前で食事をする
・会食やパーティーに参加する
など