コエンザイム・キューテン150mgは、強力な抗酸化作用を持ち、また細胞エネルギーの生産をサポートするコエンザイムQ10の補給をするためのサプリメントです。高用量のコエンザイムQ10を配合しており、特に心機能の向上が必要な人に有用です。
人間が生きていく上で必要なエネルギーの約95%は細胞内にあるミトコンドリアで生成されていますが、このミトコンドリア内でエネルギー生産に重要な役割を果たしているのがコエンザイムQ10です。すべての細胞に存在して酵素の働きを助ける補酵素で、中でもエネルギーを必要とする心臓や肝臓、腎臓、卵巣、精巣には多く含まれ、特に心臓では大変重要な働きをしています。
体内の臓器や筋肉の活動には、アデノシン三リン酸(ATP)という物質がエネルギー源になります。そのエネルギー生産の際に不可欠なのが酸素で、体内ではブドウ糖を酸素で解糖する酸化と呼ばれるプロセスによってつくられます。この過程において大切な役目を果たしているのがコエンザイムQ10です。その存在が多ければ多いほど、よりエネルギーが生産されることになります。
また、このエネルギーをつくり出す作用は心臓にも影響しています。生きている限り休まずに動き続けている心臓は、非常にエネルギーを必要とする器官のひとつですが、コエンザイムQ10
は心臓の収縮力を高めて血液量を増加させることで、心臓のポンプ機能を高め、不整脈や狭心症を予防する助けをしています。
コエンザイムQ10のもうひとつの重要な働きに、抗酸化作用があります。人が体内でエネルギーをつくるためには呼吸によって酸素を取り入れることが必要不可欠ですが、この過程で取り込んだ酸素の約2パーセントは、細菌やウイルスを退治するほど強い酸化作用を持つ活性酸素と呼ばれています。この活性酸素は健康な体を維持するために必要な一方で、過剰に増えすぎるとその強力な作用により健康な細胞まで酸化してしまい、生活習慣病や老化を誘引します。
この活性化酸素を取り除くため、体内にはSODと呼ばれる抗酸化酵素が存在しており、体外から摂取するビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化ビタミンや、ポリフェノール、カロテノイドといった抗酸化物質と共に、強力な抗酸化作用を持つコエンザイムQ10も体細胞が酸化するのを抑える働きをしています。
しかしながら、体内で生成されるコエンザイムQ10は加齢とともにその生産量が落ち、また肉類や魚介類などの食品から摂取するコエンザイムQ10
は吸収率が低く、摂取した量の60パーセントは吸収されずに排泄されるというデータがあり、多くのコエンザイムQ10を体内に維持するのは難しいとされています。
そこで、不足したコエンザイムQ10
を効率的に摂取するための手段のひとつとして有用なのがサプリメントです。コエンザイム・キューテン150mgは、加齢などで不足したコエンザイムQ10を補い、特に健康的な心臓のサポートに特化しています。
なおコエンザイムQ10は脂溶性のため、より効率よく摂取するためには、空腹時を避け、油分を含む食事と一緒に摂るようにしてください。