グライコ6は、ピーリング作用で肌の余分な古い角質を除去し、ターンオーバーを促進する作用で、主に乾性肌、魚鱗癬・イボ・角化症などあらゆる角質化障害、ニキビや色素過剰の併用治療、紫外線・生理的・ホルモンなどによる肌の老化(しわ、くすみ、肌あれ、ハリ不足)の治療に使用されます。
肌をつくっている表皮の細胞は、表皮のいちばん下にある基底層で生まれた後、形や性質を変えながら少しずつ上に押し上げられ、角質層にたどり着きます。ここで細胞は角質細胞となり、最終的にはがれ落ちて行きます。肌の細胞はこのように、古い細胞は死んではがれ落ち、そしてまた新しい細胞が生まれるという新陳代謝を繰り返していますが、この過程をターンオーバーと言い、健康な皮膚の場合では28日間とされています。しかし実際は、眼の周囲、頬など、肌の場所により皮膚層の数が異なるため、ターンオーバーの日数もさまざまです。
このターンオーバーが順調に繰り返されていれば、肌はいつでもきれいな状態を保つことができますが、加齢やストレス、タバコ、睡眠不足、偏った食生活などの条件により徐々にターンオーバーの周期が35日、40日と遅くなっていきます。すると角質層が厚くなり、肌が乾燥するためにシワ、しみ、くすみなどができやすくなると言われています。
この古い角質を取り除き、ターンオーバーを正常に戻すことでシワ、ニキビなどを改善する効果を発揮するのがグライコ6です。
有効成分のグリコール酸は、サトウキビやパイナップル、まだ熟していないブドウの実などに含まれている有機酸です。リンゴ酸やクエン酸などのフルーツの仲間であり、なおかつ人間の体にも存在している成分でもあります。
織物産業では染料やなめし剤、食品産業では香料や防腐剤として使用されていますが、皮膚に使用した場合、速やかに皮膚に浸透して表皮の上層と反応し、死んだ皮膚細胞の脂質の結合力を弱める作用を発揮するために新しい皮膚細胞が露わになります。
この作用により、皮膚科ではピーリング、また家庭用のスキンケア用品にも利用され、シワやニキビ、色素過剰など、皮膚の改善にも使用されています。
さらにグリコール酸は、人間の体にも存在する物質であるためにアレルギー発現のリスクが少ないうえに、潤いやハリを与えるコラーゲン、シワやたるみの予防に効果のあるエラスチンなどの細胞を増加する働きもあると言われているため、グライコ6を使用することで安心してシワ、しみ、過剰な色素などを取り除き、若々しく、みずみずしい肌に生まれ変わる効果が期待できます。