オーディクリーン耳垢除去剤12mLは、耳に溜まって取りにくくなった耳垢を安全に取り除くための耳垢除去剤です。天然成分のみでつくられているため、高齢者や子供でも安心して使用できます。
耳垢は、空気中のほこりや、耳の中の表皮細胞の残骸、外耳道の耳垢腺や皮脂腺から出る分泌物などが混ざったものです。その形態は、カサカサに乾いた乾性耳垢とベトベトとした湿性耳垢の2種類に大きく分けることができ、日本人では乾性耳垢が圧倒的に多いとされています。一方、湿性の耳垢は、体臭の原因とされているアポクリン腺から分泌される汗によるため、湿性耳垢の人は体質的に体臭が強い傾向にあります。また耳垢の色や粘度も、この汗の量により変わります。
汚れや老廃物のイメージが強い耳垢ですが、実際にはさまざまな役割があると言われています。例えば、耳垢は弱酸性で殺菌剤の働きをするのに加え、アポクリン腺から出る汗の独特の苦みとにおいが外耳道に虫が入るのを防ぐほか、耳垢腺から分泌される粘りが外部からのゴミやほこりを吸着します。また、この耳垢腺の分泌物に含まれる脂質は外耳の皮膚に適度な潤いを与えて刺激から守り、耳垢の中に含まれるリゾチーム、免疫グロブリンAおよびGは耳の中の細菌の繁殖を抑制しています。
通常、耳垢は外耳道の入り口に近い部分に溜まり、食事や話などで顎を動かす際に自然と外に排出されるため、健康な外耳道を持っている場合であれば、耳の掃除は1ヵ月に数回程度で充分だとされています。しかしながら、湿性耳垢、高齢者、外耳道の狭い人、代謝の早い子供などでは耳垢が溜まりやすく、そのまま放置しておくと、耳の閉塞感や耳鳴りの原因となる耳垢栓塞などを引き起こすことがあり、さらにこれが原因で認知症の発症や進行に影響するという報告もあります。
耳掃除には、耳かき棒または綿棒を使用するのが一般的でが、このうち耳かき棒は日本人の約6割を占める乾性耳垢の人にのみ有効です。それ以外は綿棒が便利ですが、誤った使い方をすると逆に奥に耳垢を押し込むことになったり、耳の中を傷つけてしまい炎症を引き起こすこともあり、一見、単純にみえる耳掃除には、実は慎重さと注意が必要です。日頃の耳掃除や、耳垢が固まってしまった場合、また奥にあって取り出せない場合など、耳の中を傷つけることなく耳垢を取り除くことができるのが、オーディクリーン耳垢除去剤です。
オーディクリーン耳垢除去剤に含まれるアプリコット・カーネル油は、文字どおり杏(あんず)の種から抽出されたオイルです。オレイン酸、リノール酸、ステアリン酸、パルミチン酸などの高級脂肪酸を豊富に含み、皮膚軟化作用、老化防止作用、湿疹やかゆみの緩和効果などがあるといわれています。このアプリコット・カーネル油の働きにより、オーディクリーン耳垢除去剤は耳垢をふやかし、耳の中を保護しながら耳垢を安全に取り除けるようにします。さらに殺菌や抗炎症作用、鎮痛・鎮静作用があるとされるユーカリ油も配合し、年齢を問わず安心かつ安全に耳の掃除ができるのが特徴です。