オステオフォス70は、女性用の骨粗鬆症治療薬です。
アメリカで最も調剤されている医薬品TOP100に入る程一般的な薬です。
骨は正常時、骨芽細胞と破骨細胞によって形成と吸収がバランスよく行なわれており、古い骨を壊すと同時に、新しい骨を作り出すことにより一定の量を保っています。
骨粗鬆症は骨の形成速度よりも骨の吸収速度が高まる事によって、骨に小さな穴が多発してしまうため、通常の生活でかかる程度の負荷によって、骨の変形・骨性の痛み・骨折が生じる病気です。
一般的には中年以降の年齢層にみられる病気で、患者の8割は女性であると言われています。
中年以降の女性は、骨芽細胞の活動を高める作用があるエストロゲン(性ホルモン)の産出量が閉経後に急速に低下してしまうため、閉経によって骨粗鬆症発症のリスクが高まると言われています。
更に女性は男性に比べて骨量が少ないので、骨の形成と吸収のバランスが崩れた時にも症状が表面化しやすいと考えられています。
また、骨性の痛みや骨折が起こるため、高齢者が発症した場合は大腿骨や股関節等の骨折が発端となり寝たきりになってしまう可能性もあります。
オステオフォス70の有効成分・アレンドロン酸ナトリウム水和物は、ブスフォスフォネート系薬剤に属し、成分が骨に付着し強力な骨吸収抑制(骨のカルシウム分が血液に溶け出すのを防ぐ)作用により骨密度を増加させ骨を丈夫にし、骨折の予防をする事ができます。