排卵の前後はもっとも妊娠しやすいため、排卵していること、また排卵日を事前に知ることは妊娠を望む人にとってとても大切なことです。アイ・シュア排卵日検査キットは、その排卵日を簡単かつ正確に調べることができる検査キットです。
精子と卵子が女性の卵管膨大部にて受精し、その受精卵が子宮内膜に着床した状態を妊娠と呼びます。妊娠に欠かすことのできない要素として、男性では、少なくとも1mlあたり2千万以上の精子を女性の腟内に射出することが求められ、またその50%以上が運動する精子でなければ妊娠を成立させるのは困難と言われています。
一方で女性側の場合は、まず排卵があることが最低必要条件で、なおかつ精子を子宮頚部から子宮へ、そして受精の場である卵管膨大部へと導ける状態である以外に、精子に受精能が与えられる環境でなければならず、また子宮内膜が、増殖内膜から分泌内膜へと受精卵が着床できる環境を整えられることが必要です。
女性の卵巣の内部には、それぞれ1つずつの卵細胞を包む卵胞と呼ばれる構造が多数ありますが、この卵胞が卵細胞を成熟させ、卵巣から放出することを排卵と呼びます。排卵された卵細胞は卵管に取り込まれ、ここで膣から子宮を通って泳いできた精子と受精します。受精した卵子が子宮に運ばれ、この受精卵が子宮に取り付いて着床し、成長を始めると妊娠ということになります。
この成熟した卵胞に作用して、卵巣から卵子を排出させる役割を持つのが黄体ホルモン(プロゲステロン)です。黄体ホルモンは、排卵後に卵胞から変化した黄体から分泌され、子宮内膜を肥厚させて受精卵が着床しやすい状態にするなど、妊娠には欠かすことのできないホルモンです。普段から少量分泌していますが、卵子が成熟した頃に分泌量が急激に増加し、その急上昇によって排卵が起こります。
この排卵日とその前日は、1ヵ月のうちで受精の確率がピークになる“特別な2日間”と言われており、この日をきちんと把握した上で性行為を行なえば、妊娠の可能性は最高点に達します。そのためこの絶好の機会を知ることは、妊娠計画において重大な意味を持っているのです。
その手掛かりとして大いに役立つのがアイ・シュア排卵日検査キットです。排卵直前になるとLH(黄体形成ホルモン)の数値が上がり、LH濃度がピークになった時から約24時間以内に排卵が起きますが、アイ・シュア排卵日検査キットは、尿から黄体ホルモンの分泌を検出することで、排卵の直前に起こるLHの分泌の急上昇(LHサージ)を確認し、約99%の精度で妊娠可能期間を突き止めることができます。
なお陽性反応後24-48時間以内に排卵が起こるため、妊娠の可能性をより確実なものにするためには、陽性反応が認められた日および、その後3日間は継続して性交を行なうようにしてください。