以下の場合、オーロリックス300mgを絶対に服用しないでください。
・オーロリックス300mgの成分に対し過敏症の既往歴のある人
・肝疾患の人
・高血圧の人
・重篤な精神障害のある人
・褐色細胞腫のある人
・抗うつ薬(フルオキセチン、パロキセチン、クロミプラミンなど)を服用中の人または最近服用を中止した人
・一般に咳止め薬に含まれているデキストロメトルファンを服用中の人
・パチジンを使用中の人
・セレギリンを使用中の人
・小児
・妊婦または妊娠している可能性のある人、授乳中の人
【慎重服用】
・重要な臨床特徴として興奮や動揺を伴ううつ病の人: オーロリックス300mgまたは鎮静剤(ベンゾジアゼピンなど)との併用だけで治療を行なわないでください。鎮静剤の使用は最大で2-3週間とします。
などは服用しないでください。
・自殺念慮または自殺企図の既往のある人、自殺念慮のある人: 自殺念慮、自殺企図が現われることがあります。
・甲状腺機能亢進症または褐色細胞腫のある人: 高血圧反応を促進するおそれがあるため、これらの疾患のある人では服用量を調節するなど注意して服用してください。
・感受性のある人: 発疹やむくみなどの過敏症状を起こすおそれがあります。
【服用上の注意】
・ほかの抗うつ薬と同様に、服用により統合失調症または統合失調症的情動を示す人の統合失調症の症状を悪化させるおそれがあります。
・特別な食事制限は必要ありませんが、一部の人においてチラミンに対する過敏症が起こるおそれがあるため、多量のチラミンを含む食物(熟成チーズ、酵母エキス、発酵大豆製品など)の摂取を避けるのが望ましいとされています。
・交感神経様作用薬(エフェドリン、プソイドエフェドリン、フェニルプロパノラミン)
・うつ病エピソードを双極性障害として治療を受ける場合、躁病エピソードが誘発されることがあります。
・オーロリックス300mgの服用中に、セロトニン症候群の促進を予防する目的でセロトニンを亢進させる薬剤を併用する場合、充分に注意してください。
・モクロベミドおよびデキストロメトルファンの併用は推奨されていません。
・フルオキセチンからモクロベミドに切り替える場合は、最低でも5週間以上の間隔をあけてください。
・ごくまれに、ほかの抗うつ剤同様に低ナトリウム血症を引き起こすことがあるため、オーロリックス300mgの服用中は、めまい、精神錯乱、けいれんなどを誘発することがあります。
【その他の注意】
・海外で実施された大うつ病性障害などの精神疾患を有する人を対象とした、モクロベミドを含む複数の抗うつ剤の短期プラセボ対照臨床試験の検討結果において、24歳以下の人では、自殺念慮や自殺企図の発現のリスクが抗うつ剤服用群でプラセボ群と比較して高いと報告されています。なお、25歳以上の人における自殺念慮や自殺企図の発現リスクの上昇は認められず、65歳以上においてはそのリスクが減少しています。
妊婦または妊娠している可能性のある人、授乳中の人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用してください。